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【ブックレビュー】スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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ストレスは悪いものではない?

こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。

 

ストレスは、なるべく避けたいし、ストレスを感じたらなるべく回避する方法を探したりします。

 

皆さんはいかがでしょうか?

 

ストレスによる心のダメージは体の不調にもつながり、絶対に良くないと考えていました。

なるべくストレスを感じない生活、またはストレスを上手に対処するための生活はどうすればいいか試行錯誤の日々を送っているわけですが、今回『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を読んで、ストレスとの付き合い方に変化が起き、新しい気づきがたくさんあったので、紹介しようと思います。

 

 

スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

 

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

 

 

内容紹介

不安、プレッシャー、過去のつらい経験はエネルギーの源。私たちは、「ストレスは悪いもの」と思っている。しかし、その思い込みこそが有害だとしたら? 本書では最新の科学的実験と実際のストーリーをもとに、「困難を乗り越えて強くなる方法」を解き明かしていく。

 

 

まず驚きだったのが、「ストレスって悪いのもではないんだ」ということ。

このストレスを生きるエネルギーにしていく方法として、特に私が印象に残った5つの点を紹介します。

 

 

1.マインドセット

マインドセットとは、経験、教育、先入観などから形成される思考様式、心理状態。暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、価値観、信念などがこれに含まれる。

 

 自分の考えを変えれば、望んでいるような変化が次々に起こり始めるとあります。

 

ストレスに対しても、「悪いもの」と決めつけず、ストレスをどう捉えるかで、良いエネルギーの源になるというわけです。

 

 

2.ストレス反応を最大の味方にする

体がストレスに反応しているのを感じたら「いま自分にもっとも必要なのは、ストレス反応のどの効果だろう?」と考えてみましょう。

闘うべきか、逃げるべきか。状況にしっかりと向き合うべきか、周りの人とつながりを強めるべきか。それとも意義を見いだすべきなのか、成長すべきなのか。 

 

ストレスを感じて、そのまま流されてしまい、悪い方へ流されていきそうな時、「自分がどのように反応したいか」に意識を集中させると、それに従って、体の状態も切り替わっていきます。

 

 

3.不安を興奮に変える

不安を感じたときには「興奮しているしるしだ」と自分に言い聞かせれば、効果てきめんだとあります。

 

不安を感じても「大丈夫、これはいいことだがら。私がうまくやれるように、体が助けてくれている」と変換し、不安や緊張を感じるのは興奮しているしるしだと思うようにします。

 

無理して落ち着こうとするにではなく、「緊張したって、不安んに思ったていいんだ、興奮しているしるしだから。心臓もスタンバイしているんだ。」って思ったら、前向きなエネルギーがどんどん湧いてくると思いませんか?

 

 

4.「自分のための目標」を「自分よりも大きな目標」に変える

ストレスを感じたときに、

「わたしにとって、自分よりも大きな目標って何だろう?」

「その目標のために、この機会をどのように生かせるだろうか?」

と自分自身に尋ねてみます。

 

「自分よりも大きな目標」とつながっている方が、良い気分でいられます。希望や、好奇心や、いたわりや、感謝の気持ちが湧き、発想が豊かになって、ワクワクします。

一方、「自分のための目標」だけに向かって努力していると、頭が混乱したり、不安や怒りを感じたり、妬みや孤独に苛まれたりすることがわかります。

 

「自分よりも大きな目標」を目指している人は健康状態がよく幸福で、人生に対する満足度も高くなります。

 

「7つに習慣」で出てきた、ミッションステートメントを忘れずに、意識することが、ストレスを力に変える要素になりそうです。

 

 

5.困難な状況でもよい点に目を向ける

困難な状況でもよい点に目を向けることは、なぜ役に立つのでしょうか?

 

最大の理由は、逆境のよい面を見つめれば、対処の仕方が変わるからとあります。

 

1で書いた典型的なマインドセット効果です。

 

厳しい状況でも良い点を見つける人たちは、人生に対する目的意識が強く、将来に希望を持ち、現在のストレスにもきちんと対処できる自信を持っている人が多いことがわかっています。

ストレスの予防になることを積極的に行い、周囲のサポートも上手に利用しています。ストレスから逃げるための回避的な対処方法には、ほとんど頼りません。

 

 

 

ストレスを怖がらない

最後に本書の「おわりに」に書かれていた文を紹介します。

 

ストレスは死亡リスクを高めますが、目的意識を持って生きている場合は、そのようなリスクは見られません。

ストレスはうつ状態になるリスクを高めますが、苦しみのなかにもよい面を見出している場合は、そのようなリスクは見られません。

ストレスは無力感をもたらしますが、自分には対処する力があると思っている場合は、そのような影響は見られません。

ストレスは心や体を衰弱させますが、ストレスのせいでかえって力が湧き、やるべきことを実行できる場合もあります。

ストレスは人びとを利己的にしますが、ストレスのせいでかえって利他的になれる場合もあります。

 

自分にはストレスをプラスに変える能力があると信じること。

それが、人生の幸福につながりそうです。

 

今から、実践します。

 

 

最後までお付き合いありがとうございます。 

 

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書