木下晴弘先生の講演〜息子の塾の入試壮行会〜幸せの3つの法則
木下晴弘先生の講演 幸せの3つの法則
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
入試まであと20日を切りました。
親はソワソワ、ドキドキですが、息子はのほほんとしている我が家です。
息子が通っている塾では毎年この時期に入試壮行会という名で木下晴弘先生の講演が行われます。
息子とともに話を聴いてきましたが、非常に良い内容だったので、共有します。
中学受験のテクニックとかではなく、人生をいかに幸せに生きていくかのヒントが詰まった素敵な講演でした。
子供達にも分かりやすく話して頂き、この出会いに感謝です。
木下晴弘先生とは
ホームページのプロフィール欄より
1965年、大阪府生まれ
同志社大学卒業後、銀行に就職するが、学生時代大手進学塾の講師経験で得た充実感が忘れられず、銀行を退職して同塾の専任講師になる。
生徒からの支持率95%以上という驚異的な成績を誇り、多数の生徒を灘高校をはじめとする超難関校合格へと誘う。
その後、関西屈指の進学塾の設立・経営に役員として参加。「授業は心」をモットーに、学力だけではなく人間力も伸ばす指導は生徒、保護者から絶大な支持を得た。
以後10年間にわたり、講師および広報・渉外・講師研修など様々な業務を経験。
現在、株式会社アビリティトレーニングの代表取締役として、全国の教育機関で、教員・保護者・生徒向けのセミナーを実施している。そしてそのセミナーは様々な分野の各企業からも注目され、いまやセミナー受講者は330,000人を超えている。
著書も多数ありますが、以下の3冊を手に入れたので、読んだらまた感想をアップします。
- ココロでわかると必ず人は伸びる
- できる子にする「賢母の力」
- 涙の数だけ大きくなれる!
人生、いい時も悪い時もある
最初の1時間は木下先生の自己紹介という名の人生の振り返りでした。
関西弁のテンポの良い話し方で、どんとん話に引き込まれます。
子供たちからも時々笑いが起きるなど、あっという間に時間が過ぎていきます。
この人生の振り返りを通してまずは、人生は良い時ばかりでも悪い時ばかりでもないということを教えてくれます。
人生の良い時は、その前に必ず辛いどん底の時がある。
そのどん底がなければ、最高の幸せも感じることができないということです。
いつも幸せなら本当の幸せは分からないのです。
辛い出来事があるから、不幸な時があるからこそ真の幸せだと確信できるのです。
中学受験、毎日の勉強、辛い時もたくさんあるけれど、これは、これから迎える幸せのために必ず必要なこと。
合格して最高にハッピーかもしれないし、こんなに頑張ったのに不合格でどん底かもしれない。
でも、ハッピーの後にはアンハッピーがあり、アンハッピーの後にはハッピーがあるのです。
結果に一喜一憂するな!と強くおっしゃっていました。
これ以上できないと思うくらい努力をしたのなら、もうそれでいい。
合格できなくても、必ず成長の機会にはなっているからハッピーへの道なのだと思えばいいと。
辛い状況をどう捉えるかで人生大きく変わってきます。
大人にも響く言葉です。
幸せの3つの法則
後半は、幸せの法則についてお話がありました。
木下先生が言う幸せの3つの法則とは
- 人に与えたものは必ず自分に還る〜他に幸せを与える者は幸せな人生を送る〜
- 自分への存在承認が幸せへの第一歩となる〜「be」→「do」→「have」の順序で人は夢を実現する
- あきらめず課題に向き合えば成長が約束され人生は光り輝く〜この成長はあなたを決して裏切らない〜
です。
1つずつ考えてみます。
1.人に与えたものは必ず自分に還る
人は誰でも生まれてきたからには、何か役割を持って生まれてきている。
その役割は、働くことによってのみ果たせる。
自分の長所に気付き、それを他人の幸せのために使えたとき幸せを手に入れることができる。
頭では分かっています。
もう大人ですから・・・。
でも、ちゃんと心で分かっていないんですよね。
自分の強みを自分のためではなく、他人の幸せのために使うこと、仕事は自分の収入のためではなく、社会のためにする。
まだまだ、出来ていない自分に心が痛いですが、極め付けが、
親の子供への一言「あなた勉強は誰のためにやってるの?自分のためでしょう !」
これ、「ブブー」です。
私もよく使います。
自分のために勉強するのではないのです。
社会のために、他人を幸せにするためにするのです。
もちろんそれが、自分の幸せになるのです。
そして、本当に手に入れたいものはもらう側ではなくて、与える側でなくてはいけません。
「子供が言うこと聞かない!」ってプンプンする前に、きちんと子供の言うことを親が聞いてあげなければいけないのです。
「あなたの中の最良のものを与え続けなさい」
という言葉が紹介されていました。
与えた相手から還ってくるとは限らないし、還ってきたことに気付かないこともあるけど、与え続けることが、幸せに繋がるということ、改めて自分のミッションステートメントにも大きく書き足しました。
2.自分への存在承認が幸せの第一歩となる
多くを与えることができるようになるには、まず自分の存在そのものへの承認が必要です。
ここでは、be→do→haveの法則が紹介されました。
努力するから幸せになって成功するのではなく、まずは自分が幸せを感じる存在への承認があるから努力でき、成功するという順番なのです。
この存在承認は、親が崩していくのですと、ここでまた心の痛〜いお話です。
生まれてきた時は、この世に生まれてきてくれたことだけで嬉しくて、それが存在承認になっていたのに、すぐに「はいはいできたぁ〜」、「あんよができたぁ〜」と行動承認ばかりになってきます。
確かに、心当たりがあり過ぎる・・・。
行動ではなく、子供の存在そのものを承認してあげなくてはいけないのです。
ちゃんと子供と向き合って「あなたがいてくれるだけでお母さんは幸せよ」と声をかけよう。
3.あきらめず課題に向き合えば成長が約束され人生は光り輝く
成功の反対ってなんだろう?
失敗ではないのです。
何も行動しないこと。
とにかく行動を起こすこと、そして、行動すれば必ず課題にぶつかります。
その課題にぶつかった時に、絶対投げてはいけません。
1番最初にお話があったように、どん底にぶつかれば、そのあとは上がっていくのです。
努力は裏切らない!
必ず成功するのではなく、成長する!
力強い言葉でした。
人生、辛いことも沢山ある。
だからその後にやってくる幸せに感動して涙する。
涙が出るのは、その前に沢山の努力をして、辛い時期を乗り越えてきたから。
この言葉を聞いて、どっと涙が出ました。
私にも辛く暗い過去があるのです。
だからこそ、今を心から幸せだと感じ、子供の成長を喜び涙が出るのです。
辛い経験があるからこそなのです。
中学受験の経験
木下先生の話を聞くことができ、幸せについてもう一度考えるきっかけを与えてくれたのは、息子が中学受験に挑戦したから。
息子に感謝です。
中学受験での努力が、間違いなく息子の成長に影響を与えるでしょう。
希望の中学に合格すること、偏差値の高い大学に入学すること、一流の企業に就職することがゴールではありません。
息子が自分の力で自分の幸せを掴む人生がゴールです。
今日の努力が必ず自分の成長に結びつく。
幸せの法則を実行していこう。
息子の人生に幸あれ。
母はいつもあなたを応援していますよ。
最後までお付き合いありがとうございます。