本『産む、産まない、産めない』妊娠出産って人生の何だろう?
人生の中で妊娠・出産について考える時
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
女性にとって、人生のうちに「妊娠・出産」について考える時期があると思います。
皆が全員、同じような価値観で、同じように考える訳ではないですが、自分の人生の選択の1つに浮かび上がってくることではないかなと・・・。
望んだ時に妊娠して、何事もなく10ヶ月を過ごし、当たり前のように生まれてくるわけでないことを、私も痛いくらい経験しています。
自分ではコントロールできない事が多い妊娠、出産。
でも、目の前の運命をどう受け入れるかは自分で決める。
そんな妊娠出産にまつわる短編を集めた『産む、産まない、産めない』は、自分だったらどうしよう?と色々考えながら、自分の人生にとっての、妊娠出産って何だろう?と様々なことを考えさせられます。
これから妊娠を望む人も、妊娠中の人も、出産を経て子供に恵まれた人も、妊娠出産は望まない人も、様々な立場から様々な心を知ることのできる本です。
そして、「自分の人生は自分で決める」それが幸せの近道なのだと強く感じる1冊でした。
本『産む、産まない、産まない」
「最後の選択」
出世と出産、あなたならどちらを優先させますか? 予想外の妊娠に揺れる、四十歳の選択とは
「ポトフと焼きそば」
血の繋がらない息子と実の娘との距離感。ステップ・ファミリーという新しい家族の形
「次男坊の育児日記」
増えているとはいうものの、男性の育児休暇はまだまだ少数派。いざ申請すると、どんな毎日が待っているのだろうか
「コイントス」
老舗の呉服屋に嫁いだ日から、跡継ぎを産む、というプレッシャーがはじまった。不妊治療を受けるものの……。
「温かい水」お腹の中の我が子の心音は止まってしまった。大きな悲しみに飲み込まれそうになる夫婦たち。
「花束の妊娠」
高校在学中に産んだ娘が、同じように十六歳での妊娠。シングルマザーのとまどいと決意の物語。
「レット・イット・ビー」
兄夫婦に産まれた子供には染色体異常があった。
「昨日の運命」
親友同士、一人は未婚の母に、妊娠を望んでいたもう一人は子宮がんになる。友情の行方は。
──女性に関わる切実なテーマを切り取って、「女性の選択」を考えさせる八つの物語
物語の中で、産婦人科医の女医の言葉。
「出産が女の人生のすべてとは考えないようにしませんか」
この言葉が非常に印象的でした。
そうなんですよね。
出産がすべてでは無いのです。
でも、不妊治療に通っている時は、そういう気持ちになります。
「妊娠」という言葉に振り回されるといか・・・。
色んな選択があっていい。
どれも正解。
自分で決めたことなら。
人生の一部
女性にとってタイムリミットのある妊娠出産。
考えることはたくさんあって、本を読んでもモヤモヤすることもあるかもしれないけど、それはやっぱり皆違う人生だから、しっくりこないこともあるのだと思います。
妊娠出産も人生のほんの一部。
皆が、幸せに前に進めたらそれでいい。
どんな選択も幸せに繋がりますように。
なんだか取り留めなの無い文章になってしまいました。
それだけ、妊娠や出産は考えだすと正解がよく分からなくて、頭がぐるぐる内省モードになります。
だから、物語中の女医の言葉が響いたのかもしれません。
「出産が女の人生のすべてとは考えないようにしませんか」
最後までお付き合いありがとうございます。