本『小学生のための読解力をつける魔法の本棚』子供の読書習慣について考える
小学生のための読解力をつける魔法の本棚
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
今回は、子供達の読書について考えてみました。
読書の楽しみを伝えたい・・・
私は本を読んでいる時間がとても大好きです。
本はさまざまな知識を運んできてくれたり、いろんな経験をさせてくれます。
本にあまり好き嫌いはなく、自分が知りたいと思ったことは、関連本を5冊以上は一気読みして、その中から良いなと感じたところを抜き出して実践したりします。
最近は、小説を読む時間がだいぶ減ってしまいましたが、小説の世界に浸ることは私にとって最高の時間で、別世界へのトリップです。
どっぷり小説の世界に入り込みます。
こんな読書好きの私ですので、家でも時間があれば本を開きます。
子供達も自然と本を・・・
という訳にはいかないのです〜。
ん〜、もっと本の魅力を伝えねばと思いつつ、毎日忙し過ぎて後回し。
そして、受験生の息子にとって読解力が課題になっていて、塾の先生にも国語の成績のことを指摘されていました。
そんな時にこの本に出会いました。
この本には読書による読解力の伸ばし方や、学習方法、おすすめの本の紹介がされています。
できる子は本をこう読んでいる
家庭環境、子供の年齢や習慣によって響く部分が違うと思いますが、様々なヒントが本書には散りばめられています。
そして、どう読書に導くかとか、読解力をつけさせるかというノウハウよりもっともっと大切なことを気づかせてくれる本でもあります。
文章を深く読み取るために必要なことは、その人が日ごろどう生きているかと言うことが関係しています。
子どもに読解力をつけさせたいと願うのであれば、まずはその土台となる「家族が互いに思いやる気持ち」が大切なのです。
いろいろ工夫を重ね、なんとか本を読んでもらおうとするのではなく、自然と湧き上がる子供の様々なことに対する意欲を持つ心のベースを作ることが必要なのです。
その1つに子供からのアプローチを無視しないということが挙げられています。
子供を放っておくと、親に対して何も期待しなくなります。
そして自分の気持ちや要求を伝えたり、親の気持ちを読み取ろうとすることをやめてしまうのです。
きちんと子供と向き合うことで、「自分の気持ちをわかってくれる」と子供は感じ、そういう安心感は、やがて様々なことに対する意欲を持つ心のベースとなっていくのです。
そして、読解力をつける最終的な目的が紹介されています。
子供がやがて大人になったときに、本当に必要なこと、価値あることは「自分の心を知り、相手の心を知ること」です。
もし、あなたがお子さんに「将来は社会で活躍する人になってほしい」「人の役に立つような立派な人間になってほしい」と願うなら、目の前の受験の結果や成績にとらわれることなく、心を育てることこそ大切にするべきです。
本を読んでほしい目的が、ただ読解力をつけるためとか、受験対策の1つになってしまうと、間違った方向に進んでしまいます。
大事なことは、本で学んだこと、経験したこたが、これからの子供の人生を輝く素敵なものに導くということなのです。
読書習慣をつけるには・・・
この目的が明確に大人の中にあると、では本を読んでもらうにはどうしたらいいんだろう?ということが自然とわかってきます。
我が家では、まずは子供としっかり向き合い、子供とのことを最優先事項として生活すること、そして一緒に本と触れ合う時間を作ることとしました。
図書館や本屋に一緒に出かけて、面白そうな本を探してみることもいいと思います。
また、子供が読む本を一緒に読んで、感想を言い合うことで、子供にとっても親にとっても良いアウトプットの練習になります。
各家庭にあった読書習慣をつける方法が見つかる1冊です。
子供と一緒に読書を楽しむ時間を習慣化していきたいです!
最後までお付き合いありがとうございます。