検査ではどこも異常が見つからない、フワフワめまいと体の揺れと強い不安感
長年悩まされているめまいとふらつき
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
もう3年以上、めまいやふらつきに悩まされています。
検査をしてもどこも悪くない、原因のよくわからなかっためまいが、漢方のおかげでようやく最近コントロールできるようになってきました。
同じ悩みを持つ人に何かヒントになればいいなと思い、この記事を書きます。
不調の経緯
初めてのめまい、ふらつきが2015年の12月。
それから、今日に至るまで、どんな経過を経たのか時系列に書きます。
簡潔に言うと、3年以上の月日をかけて、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、徐々に悪化していきました。
2015.12初めてのめまい
仕事の帰り、駅まで歩いていると突然フラフラしてきて、目の前が暗くなり、歩けなくなるという事が起きました。
初めてのことで、強い不安感で、少しパニックになりました。
座って温かいものを飲んだら、比較的すぐに収まりましたが、とにかく動揺しました。
次の日、近所の総合病院の脳神経外科を受診して、血液検査とMRIをとりましたが、異常なし。
とくに薬の処方などもなく、症状が続くようならもう一度来てくださいということで診察終わり。
もう一度、同じような症状が出ることはありませんでしたが、とにかく、不安感と歩く時のふらつき感が残り、歩く時はいつも「大丈夫、大丈夫、深呼吸」と唱えながら歩いていました。
今思うと、急に目の前が真っ暗になり、ふらふらした事が原因で、パニック障害になっていたのではと思います。
2016.3辛い症状続く(特に歩く時のふらつき)
目の前が暗くなったり、歩けなくなるほどの強いふらつきはないものの、歩く時のふらつきが抜けず、ふわふわしてまっすぐ歩けないような感じでした。
やっぱり何かがおかしいと思い、めまいなら今度は耳鼻科で診てもらった方がいいかなと思い、1度目とは別の総合病院の耳鼻科へ行きました。
めまいの検査と聴力検査。
聴力は左耳が少し聞こえずらくなっていました。
診断は「メニエール病かなぁ???」
ドクターもはっきり判断つかない感じ。
とりあえず耳のむくみを取る五苓散という漢方を1ヶ月飲んでみて様子を見るということになりました。
この五苓散を結局半年くらい飲んで良くなりました。
体に余分な水がたまっている事が原因で起きているめまいだったのでしょう。
これ以降、ふらつきが完全に無くなることはなかったですが、生活に支障が出るほどでもなく今まで通りに過ごせました。
一件落着と思ったのですが・・・。
2018.10またふらつきが強く出るようになる
夏バテからなかなか回復せず、体調不良が続き、またふらつきも強く出るようになってきました。
この時は、病院へは行かず、前回飲んで良くなった五苓散を服用していましたが、なかなか良くならず・・・。
2019.2ぐるぐる回るめまい
座っている時に、強いめまいを感じ、動けなくなりました。
以前診てもらった耳鼻科を受診。
めまいの検査も聴力の検査も異常なし。
前回のMRIから3年以上経っていたので、もう一度MRIもしましたが、これも異常なし。
取り敢えず、トリノシンという血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善する薬とメチコバール(ビタミンB12)が出ましたが、全く効きません。
2019.3不安感がひどく、ふらつきの他に、体が左右に揺れるという謎の症状に悩まされる
ふらつきと揺れと、強い不安感に動悸。
仕事にも集中力がなくなり非常に辛い状態。
今迄よりも確実に悪化している症状。
息子の中学受験と重なり、精神的にも辛い時期でした。
そして、新しい病院への受診を考え始めました。
2019.5やっと良い治療に出会えました
精神的にも辛すぎて、このままでは普通の生活が送れなくなってしまうというわけで、
1めまい専門の病院を探す
2婦人科
3精神科
の順で診てもらうことを決意しました。
こんなに辛くなってから気づいたのですが、症状が生理前になると悪化するのです。
生理前症候群の一種なのか、それともまだ更年期には少し早いですが、40歳は過ぎていますので、ホルモンバランスの乱れからくるものなのかとも推測しました。
不安感も強かったので、精神科への受診は最後の手段と思っていました。
病院を検索していると、めまいも積極的に診てくれるという千葉県流山市の「桜耳鼻咽喉科めまいクリニック」を見つけました。
桜耳鼻咽喉科めまいクリニック|耳鼻咽喉科・めまい・耳鳴り・難聴・甲状腺疾患
早速受診し、いつものめまいと聴力の検査に加え、平衡感覚の検査や耳鳴りの検査、横になっている時と立ち上がった時の血圧の上がり方の検査をしました。
結果は、全て異常なし。
やはり・・・。
でも、私のめまいやふらつきは、「お疲れめまいですね」と先生に言われました。
耳鳴りもしますが、この耳鳴りも検査によりストレスによるものだと判定。
肩こりや手足の冷えもあるので、血行不良も関係しているでしょうとのことでした。
お疲れめまい・・・。
ストレスと血行不良に効く加味逍遙散という漢方薬とトコフェロール(ビタミンE)が処方されました。
これ、婦人科で良く使う漢方薬です。
生理前のイライラにもよく効きます。
そして、服用して3日。
明らかに不安感が落ち着き、めまいふらつきの症状も良くなってきました。
それから、2ヶ月。
めまいやふらつきが、ゼロになった訳ではないですが、外で1万歩歩けるようになり、気持ちもだいぶ前向きになってきました。
今は調子に合わせて五苓散や加味逍遙散を選択し、ビタミンEは毎日続けています。
また、ふらつきはないけど、不安感があったり動悸がするときは、「ノイ・ホスロール」を飲んでいます。
「ノイ・ホスロール」については、こちらの記事で紹介しています。
急に不安になった時や動悸におすすめ「ノイ・ホスロール」 - kokoroとkaradaを幸せに
私のめまいやふらつきの原因
長く患って今更この病気の傾向で分かったことは、冬、特に花粉症の時期に悪化すること、生理前に悪化することです。
冬や花粉症の時期、生理前はどちらも、血行が悪くなる、ストレスたまる(ホルモンバランスの乱れ)、水分がたまるの3つが大きく影響していると考えられます。
そこで、たまった水分を流して除くのに、五苓散が、ストレスと血行不良には加味逍遙散がよく効いたのです。
最初のめまいはまだ、ストレスが大きく関与していなかったため、五苓散だけで効きましたが、最近の不調はストレスが大きく関与していて、水を除くだけでは、よくならなかったのだと思います。
漢方薬に興味があり、将来は漢方薬で、今回のような検査をしても異常がなく、原因のよくわからない体の不調を治す手助けがしたいと思っていました。
なのに、自分の体さえ、よくわかっていないことに、正直がっかりしました。
もっと漢方を勉強しよう!
今までも漢方の勉強会に参加してきましたが、来月より2年間かけて国際中医師の免許取得のための勉強を始めます。
テキストもたくさん届き、e-ラーニングも始まります。
自分の辛かった経験を踏まえて、より多くの人の役に立てるよう頑張ります。
また、漢方薬に興味のある方は、こちらの本がわかりやすくておすすめです。
漢方では、体の中に必要なものが足りない状態を「気虚」「血虚」「腎虚」と判断します。
気はパワーやエネルギーを指し、血は血液や体の栄養、腎虚は加齢に伴う症状を指します。
また、足りてはいるけど、それが巡らない状態もあります。
心の問題やストレスは「気鬱」、血行不良は「瘀血」、水の滞りは「水滞」と言います。
セルフチェックがついていますので、自分の不調がどの原因で起きているのか、大体わかります。
私の場合は、虚の症状はほとんどなく、「気鬱」「瘀血」「水滞」に多く当てはまりました。
なので、「気鬱」や「瘀血」に効く加味逍遙散が、「水滞」に効く五苓散が、効果的だったのです。
今回の体の不調で分かったこと
長く不調を抱えて得た教訓。
- 原因が分からなくても、薬が効かなくても、諦めずに病院を変えて診察に行く
- 症状を記録して、自分なりに分析してみる
今回、病院を変えたことで、症状に改善が見られたので、病院そして医者を変えることは手段として重要だと感じました。
そして、本当に体が辛い時って、冷静に自分のことを分析出来ないのですが、まずは、症状の記録を取ることが大切です。
細かな記録を見せた方が、病院での診察も効果的。
症状の規則性が分かれば、予防する事や、無理せずにこの時期は過ごすなど、症状を回避する行動もできます。
まだ、完全に治ったわけではないですが、以前よりだいぶ良くなり、なによりも心が前向きになって嬉しく思っています。
この経験が、誰かの役に立てたら幸いです。
最後までお付き合いありがとうございます。