ストレスによる喉のつかえや違和感〜梅核気には半夏厚朴湯〜
ストレスによる喉のつかえや違和感〜梅核気には半夏厚朴湯〜
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
今日の漢方の紹介は「半夏厚朴湯」です。
梅核気とは
梅の種が喉にひっかかっかているようなイメージの症状です。
実際は何もつかえていませんが、喉に違和感を感じます。
これはストレスや不安感が原因で、中医学では五臓のうちの「肝」の気の流れが滞り、肝と関連のある筋肉に影響が出て、喉がぎゅっとしめつけられるような感じがします。
CTなどで喉を検査しても異常は見つかりません。
私もストレスがかかると、喉がつまって苦しさを感じます。
喉のつかえがストレスを受けているサインとなり、気分転換しようとか、ゆっくりしようと切り替えるきっかけになります。
半夏厚朴湯
構成生薬は、半夏(はんげ)・厚朴(こうぼく)・茯苓(ぶくりょう)・蘇葉(そよう)・生姜(しょうきょう)の5つです。
蘇葉(紫蘇の葉)や生姜は食卓にも出てくる馴染みのある生薬ですね。
この5つの生薬の中でも特に「半夏」が喉の気の滞りを解消して下へおろしてくれます。
喉のつかえや違和感を感じたときに服用してみてください。
漢方だと長く飲み続けないと効果が出ないのではと思われる方が多いですが、それは慢性疾患の場合であり、一時的に症状が出ているようなときは比較的早く効果が出てきます。
頓服薬ではないので、即効性はないですが2.3日でなんらかの変化が出てくるはずです。
もし、症状に変化が現れない場合は、証があってない場合がありますので薬剤師に相談してみてください。
養生法
ストレスが原因なので、このストレスを上手に解消してあげることが1番です。
毎日の生活の中で、自然と笑顔になったり、ものすごく集中してできることはありますか?
気分転換になること、もしくは、モチベーションスイッチを予め用意しておくことがおすすめです。
気分が沈んだり、不安になったり、イライラしたときに、これをすれば前向きになれるということを探しておきましょう!
例えば、
・元気の出るお気に入りの曲を聴く
・漫画を読む
・友達と飲みに行く
・カラオケ
・瞑想
・走る
・エステ
・子供と遊ぶ
なんでもいいのです!
自分のワクワクポイントを見つけておいて、常に準備があるだけで心に余裕ができます。
今回は、喉のつかえや違和感といった症状についてお伝えしました。
ストレスは体の様々な不調の原因になります。
漢方薬を上手に使うことで、ストレスからくる症状を緩和することができますので、是非、薬剤師や医師に相談してみてください。
漢方薬で、体や気持ちの不調が少しでも楽になりますように。
最後までお付き合いありがとうございます。