眠れないことありますか?おすすめ不眠漢方の紹介
眠れないことありますか?
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
だいぶ涼しくなって、過ごしやすくなってきました。
秋ですね。
暑くて寝苦しい夜は、季節の移り変わりとともになくなっていきますが、それでも夜眠れないという悩みがありますでしょうか?
「眠れない」といっても様々な要因が絡み合って、睡眠の障害が出てきますが、今日は不眠の原因となる2つの症状や体質を改善し、自然な睡眠のリズムへと導く漢方を紹介します。
不眠漢方
眠れない要因と体質別に以下の2つの漢方を紹介します。
能が興奮してなかなか寝付けない
イライラしたり、気になることがあっていろいろ考えを巡らせたり、緊張していたり、いつまでたっても脳が休めない状態にあり、なかなか寝付けない方におすすめの漢方薬です。
構成生薬:柴胡、半夏、茯苓、桂皮、黄ゴン、大棗、人参、竜骨、牡蠣、大黄、生姜
漢方では、目に見えない人間のエネルギーのようなものを「気」と表現します。
この「気」がきちんと巡らなくなってしまい、止まった「気」によって体に熱がこもり、このこもった熱が体の上部、頭へ昇って脳を興奮させます。
『柴胡加竜骨牡蠣湯』はこの滞った気を巡らせ、心を落ち着かせる生薬を使って、脳を休め、眠りを改善していく漢方薬です。
「竜骨」「牡蠣」という、天然のカルシウムが入っていることも特徴です。
よく、眠れない時にホットミルクを飲むと落ち着いて、眠りにつけるといいますよね。
それと同じ効果です。
イライラ興奮する、緊張して眠れないという方におすすめです。
眠りが浅くて途中で目が覚めたり、寝ても疲れがとれない方に
寝ることにも体力が必要です。
もともと体力がなくて、先ほどの「気」が不足していたり、漢方では「血」と表現する体の栄養成分が足りないと、眠ることも大変になります。
そんな時は、体に足りないものを補いながら、心を落ち着かせていく漢方薬がおすすめです。
『加味帰脾湯(カミキヒトウ)』
構成生薬:人参、白朮、茯苓、柴胡、酸棗仁、龍眼肉、黄耆、当帰、山梔子、遠志、大棗、甘草、木香、生姜
消化器の働きも助けながら、体に足りなくなってしまった「血」を補い、不眠を改善していきます。
また、心を落ち着かせる生薬も配合されているので、充実した眠りへと導いていきます。
まとめ
不眠漢方は、飲んだらすぐに眠くなるような西洋薬の睡眠薬とは違います。
「眠れない」体の原因を取り除き、必要なものを補い、整えて、きちんと眠れる体質に変化させていきます。
そのため、眠る前だけ飲むのではなく、1日3回服用して、体質を改善していきます。
眠れないという状況はとても辛いものです。
しかし、安易に睡眠薬に頼るのではなく、自然な眠りを妨げる原因を取り除いて、眠れる体質に導く漢方薬を上手に取り入れることもおすすめします。
眠れるようになるだけではなく、付随する体調不良も改善されてくでしょう。
試してみてください。
最後までお付き合いありがとうございます。