風邪漢方の使い分け
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
朝晩は冷え込むようになり、秋だなぁと感じます。
気温が下がり、空気が乾燥してくると、風邪をひきやすくなります。
私は、風邪をひいたときは風邪漢方を飲みます。
風邪漢方には様々な種類がありますので、使い分けを紹介します。
風邪漢方
風邪漢方を1つ1つ紹介する前にいくつか漢方について説明します。
- 風邪漢方は眠くなる成分が入っていません。西洋薬の風邪薬は鼻水に聞く成分(抗ヒスタミン薬)が眠くなります。私は日中に、風邪薬を飲むと頭がボーッとして仕事の効率が下がる事が嫌いで、風邪漢方にしています。
- 漢方は飲んでもすぐに効かないのでは?と思われる事が多いですが、それは、慢性の病気に漢方を使用したときです。長く患った病気は治療に長く時間を要します。しかし、風邪は引いたばかりまたは2.3日といったところでしょうか。短い期間の一時的な病気の効き目は西洋薬と変わりません。
- 漢方は空腹時に服用します。食前か食後2時間以上経ってから服用してください。
以上をふまえて、風邪漢方紹介します。
① 葛根湯
風邪の引き始めで、特に寒気や節々の痛みによく効きます。
とにかく、早く飲む事が鍵!
なんか風邪ひきそう・・・と思ったら葛根湯を飲んで温かくして、早く寝ましょう!
②小青竜湯
鼻水によく効きます。
透明の水っぽい鼻水が出る時に使います。
花粉症にもおすすめ!
鼻づまりには違う漢方を使います。
こちらは、また別の回で紹介します。
③銀翹散
喉の痛みや熱感、頭痛に効きます。
炎症を抑えていきますので、体内の熱を鎮めます。
そのため、寒気が強い場合は服用できないので、注意しましょう。
④五虎湯と麦門冬湯
どちらも咳の症状に効きます。
五虎湯は黄色い粘りのある痰が出る咳や、布団に入ったり、暖かい部屋に入った時にせき込む咳症状に使います。
気管支の炎症を抑えていきます。
麦門冬湯は痰はあまり出ず、乾いた咳が出る時に使います。
咳が慢性化して、呼吸器の水分が失われて肺にうるおいがなくなることで乾燥性の咳が出ています。
呼吸器にうるおいを与えて咳を抑えていきます。
⑤柴胡桂枝湯
吐き気や下痢、腹痛を伴う風邪に効きます。
体の内部の炎症に働きかけ、胃腸症状を緩和します。
抵抗力を強める作用もあるので、風邪の後期で体力が落ちている方にも良いです。
我が家では、この6種類を常備して症状に合わせて使い分けます。
ただ、基本は風邪のウィルスに負けない体作りが大切です!
栄養バランスの良い食事、充分な睡眠と保温・保湿で、毎日、元気に過ごしましょう!
最後までお付き合いありがとうございます。