硬直マインドセットとしなやかマインドセット、子育てにも大切なこと〜マインドセット「やればできる!」の研究〜
マインドセット「やればできる!」の研究、硬直マインドセットとしなやかマインドセット
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
どのように気持ちをコントロールするか、何を発言するか、そして起きていることをどう捉えるかで、人生は大きく変わっていきます。
この本では、自分のパーソナリティ(性格)だと思っているものの多くが、実はこのマインドセット(心のあり方)の産物なのであると言っています。
自分がしなやかマインドセットを持っていること、そして、子供を硬直マインドセットではなく、しなやかマインドセットに育てる声かけの仕方も紹介されています。
たくさんの事例とともに紹介されているので、非常に参考になりました。
硬直マインドセットとしなやかマインドセット
硬直マインドセットとは自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人で、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられないです。
しなやかマインドセットとは人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができると言う信念を持っています。
うまくいかない時にこそ粘り強い頑張りを見せるのがしなやかマインドセットの特徴です
このように違うマインドセットを持っていると同じ出来事でも、結末が大きく異なります。
そして、硬直マインドセットの人は、自分が他人からどう評価されるかを気にするのに対し、しなやかマインドセットの人は、自分を向上させることに関心を向けます。
何か失敗をした時に、自分の過ちを認め、そこから教訓を得てまだまだ成長していけると思えるか、失敗を相手や環境のせいにして、自分は本当は失敗するはずがないと思ってしまうかでは、大きくこの後の人生が変わってきてしまいます。
本書では、スポーツ、ビジネス、つきあい、教育の観点からマインドセットを説明しています。
子育てにおいての硬直マインドセットとしなやかマインドセット
子供に「あなたは頭が良い」と言ってしまうと、その子は自分を賢く見せようとして愚かな振る舞いに出るようになる。
私たちはそんなことを望んで「頭が良い」「優秀」「才能がある」と褒めるわけではない。
子供からチャレンジ精神を奪い、成功への道を閉ざしてしまうなんて、そんなつもりは毛頭ない。
けれども実際にはそういう結果につながる危険をはらんでいるのである。
ここが子育てにとって 、硬直マインドセットとしなやかマインドセットの非常に大切なポイントです。
ついつい、子供の出した結果や成果に「すごい!」と褒めてしまいますが、大切なことはその「過程」であって、結果ではないということです。
上記のような褒め方をしてしまうと、失敗することを恐れ、始めから出来そうにないと思ったことのチャレンジをしなくなり、学習意欲が損なわれ、ひいては、成績が低下してしまいます。
子供自身が硬直マインドセットになってしまうのです。
子供には努力と成長に注目したメッセージを送ろう!
子供が失敗してしまった時も同様です。
建設的な批判とは、どうすれば悪いところを直せるかを、子供に理解させるようなフィードバックをすることです。
レッテル張りや、ただ責めるのとは違います。
しなやかマインドセットでは、才能や知能は必ず伸びると信じており、学びのプロセスをとても大切にします。
最後に親が同じ質問をしたときに硬直マインドセットの子としなやかマインドセットの子では、このように捉え方が違うのだという箇所を紹介します。
Q.言いつけを守らなかったために、お父さんやお母さんに叱られたときのことを想像してください。なぜ、あなたを叱るのだと思いますか?
A.硬直マインドセットの子 ぼくが悪い子なのではないかと不安だから。
A.しなやかマインドセットの子 この次はちゃんとできるようになって欲しいから。
親の発言がどれだけ、子供の人生に影響を与えているのか、常日頃意識していかなければいけないと、様々なことを考えるきっかけになる1冊でした。
おすすめです!
素晴らしい人生を送るためには、必ず必要な「しなやかマインドセット」に出会えたことに感謝です。
最後までお付き合いありかとうございます。