夏の時期のチクチク・ヒリヒリ・かゆいあせもの対処法
あせも
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
暑い時期になるとできる、首や肘、膝の裏、お腹や脇の下に赤くチクチク・ヒリヒリしたかゆい湿疹はありませんか？
今回は夏の代表皮膚疾患、あせもについてお届けします。
症状
あせもには３つの種類があります。
水晶様汗疹
直径1〜3mm程度の小さな水泡が多発します。
かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。
紅色汗疹
赤い丘疹が多発し、軽い痒みやチクチクした軽い痛みを伴っていることがあります。
深在性汗疹
皮膚色の扁平に隆起した丘疹が敷石状に多発します。
深在性汗疹の発心がある部位では汗が出なくなっています。
汗疹が広範囲にあると体温調節能力が低下しているので、熱中症に注意が必要です。
原因
あせもは、汗が原因。
汗腺から盛んに分泌される汗が体の表面に充分に出ることができず、汗管に留まり、汗管の周りの組織に漏れ出します。
このため、周囲が炎症をおこし赤くブツブツになったり、チクチクした痛がゆい症状となります。
特に乳幼児に多いですが、この時期は、大人にも見られます。
治療
- あせも専用の薬を使う
汗を吸収するパウダーや酸化亜鉛が入っているものが多く、原因である汗を吸着して皮膚をサラサラにします。かゆみを抑える薬や炎症を抑える薬も入っているものが多いです。
- ステロイド配合の薬を使う
赤みやかゆみの症状が強い時はステロイドが入った薬がよく効きます。
ただし、使用者のてのひら1枚分の範囲のみの使用です。
それ以上、広い部分に使いたい場合はステロイドの入っていない薬を選びます。
- ジクジクあせもには抗生物質配合の薬を使う
ジクジクしている部分にはステロイド＋抗生物質の薬がおすすめ。
ただし、掻きこわしていたり、広がってとびひのようになっている場合は皮膚科を受診しましょう！
気をつけること
汗が原因になるので、まずはこまめに汗を拭き取り、汗をかいた後の処理が大切です。
汗をかいたときは、汗ふきシートを使って、汗を拭き取り皮膚をサラサラに保つと良いです。
携帯することをお勧めします。
また、下着は通気性の良いもの、速乾性の素材がおすすめ。
そして、汗をかいた後はシャワーなどで皮膚を清潔に保ちます。
乳幼児など、たくさん汗をかいている場合は冷房を上手に使って部屋の気温を快適に保つと良いです。
汗の処理と皮膚を清潔に保つ。そしてあせもになってしまったら、早めに薬を使ってかき壊す前に直すことが大切です！
最後までお付き合いありがとうございます。
