kokoroとkaradaを幸せに

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愛に触れる、本「アンマーとぼくら」感想

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本「アンマーとぼくら」

こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。

 

1ヶ月前に行ってきた大好きな沖縄を思い出しながら、この本を読んでみました。

 

 

アンマーとぼくら

アンマーとぼくら

 

 

沖縄のんびりしたあたたかな陽だまりのような土地と家族の愛。

 

心がカサカサしている時に読むと、身近な小さな幸せを思い出して、沖縄の海のような輝いた透き通る青が、心に広がるようなそんな1冊でした。

 

 

あらすじと著者の紹介

休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。

一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。

観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。

かりゆし58の名曲「アンマ―」に着想を得た、書き下ろし感動長編。

 

著者はアニメ化・映画化された「図書館戦争」シリーズが有名な有川浩さん。

図書館戦争とは違う感じの作風で、こちらは家族の愛、母への愛がテーマになっています。

 

 

本に出てくる沖縄の名所

本書には、様々な沖縄の名所が出てきます。

出てくるところを参考に沖縄を回っても楽しいかもしれないなぁと思いました。

過去の家族との思い出と、今のおかあさんへの親孝行と、同じ場所を舞台に交互に出てきたりもします。

 

本に出てくる沖縄の名所はこちら。

 

他にも魔除けの役割がある石敢當や紅型染め、シーサー作りなど、沖縄ならでわのものがいくつも出てきます。

 

ほとんど行ったことのある場所なので、情景を思い描きながら読み進めました。

沖縄名所も巡ることができる本でもあります。

 

 

親子の愛、夫婦の愛、そして、友達との絆

 「アンマー」とは沖縄の方言で「おかあさん」という意味です。

母親の子供を想う気持ちはとても偉大です。

そして、子供が母親に抱く気持ちも尊いものです。

 

家族には愛がたくさん溢れています。

そんな愛に触れることができ、じんわり涙が出てきます。

 

この物語に出てくる主人公 リョウの父親はなんだか少年のような性格です。

リョウとどちらが子供なのかわかりません。

 

そんなリョウの父親を愛した2人のリョウのおかあさん。

2人とも最初は恋人としての愛だったと思いますが、それはやがて母親のような愛情に変わっていったような気がします。

 

親子の愛も夫婦の愛も広い海のよう・・・。

言葉ではうまく表すことができませんが、人間が生きていく中で最も大切なものなのかもしれません。

 

そして、最後に友達との絆。

家族の愛情では埋められない心の隙間ってあるんですよね。

それを上手に埋めてくれるのが、友達の存在。

 

子供達も生涯に渡って助け合い、笑い合える友達と出会うことができたら最高に幸せです。

 

 

たくさんの愛に囲まれて

最後まで読むと、沖縄に行きたい〜という気持ちと、家族をぎゅっと抱きしめたくなる心と、全てのことへの感謝の気持ちが一気に溢れてきます。

 

心が温かく広〜くなるおすすめの1冊です。

 

 

最後までお付き合いありがとうございます。