息子の12歳の誕生日、本「一流の育て方」で子育てを考える
息子12歳の誕生日
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
昨日、息子の12歳の誕生日でした。
母親になって12回目の誕生日。
早いものです。
3月には小学校を卒業。
今では、とても頼れる存在となりました。
私に的確にアドバイスをくれることもありますし、知識も豊富で、教えてもらうことも増えました。
こうやって、子供は親を追い越し、親は老い、子供に助けてもらうことが増えていくのですね。
息子の成長に感謝です。
そして、昨日あるSNSで、息子の誕生日に対し、
「太陽の眩しいよい季節に生まれたんですね。」
と、コメントくださった方がいました。
感動して、とても幸せな気持ちになりました。
妊娠中は、暑いし、体重いし、眠れないしで、夏の時期の臨月は大変だぁと思っていましたが、
「太陽の眩しい季節」ってとても素敵な言葉で、大変だったという思いが、幸せな記憶へと変化しました。
沢山の育児本
初めての子供は、分からないことばかりで、沢山の育児本を読みました。
生まれた時から今まで何冊読んだか分かりません。
子供が小さい頃はこの本がお気に入りでした。
とにかく愛情を注ぐこと、子供も親に対して100%の愛で接していること、自分を肯定してもらったような気分になり、本当にハッピーになれる本でした。
そして、ある程度成長してからは、将来活躍する人間に育てたい、自分の夢を持ち自分で行動できる子に育てたいと思いながら、様々な本を読みました。
最近出会った1冊が非常に良く、共感できる内容で、今のところ育児本の1番のお気に入りとなっているので、紹介します。
「一流の育て方」
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
- 作者: ミセス・パンプキン,ムーギー・キム
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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偏差値の高い大学に入学させることが、育児の最終目的ではありません。
社会で活躍できる人材に育てることが、私は育児のゴールだと思っています。
そのヒントになることが、この本にはたくさん書かれています。
響く部分は人それぞれ違うと思いますので、1章ずつ紹介していきます!
第1章 「主体性」を最大限に伸ばす 自分を知り、自分で決められる力を育てる
辿り着きたくもないゴールに向けて自主的に努力する子供はいません。
最もだなと思う一文です。
大人でも、会社などでやりたくもない仕事を押し付けられたら、やる気が起きないですよね。
「勉強しなさい!」と言うことよりも、「自分は何が好きで、何をしたいのか考えなさい」と言うことが大切で、自分を見つめる習慣が身に付くそうです。
子供の自主性と責任感、そして集中力を引き出すために、自分で目標設定させることがとても大切です。
とにかく自分で自由に決めることが重要!
そして、自主性は尊重してもアドバイスは充分に与えます。
助けすぎずサポートするバランスが大切です。
第2章 「視野」を広げ、天職に導く 選択肢を増やし、得意分野に進ませる
自分は何が好きで、何に才能があり、どの分野なら競争に勝てるのかに気づかせ、その道に進む道筋をつけてあげることが大切です。
子供の興味を伸ばし、天職に近づけるサポートをすることは親の最も偉大な仕事の1つであり、視野を広げるためにも、やはり読書が大切。
読書はどの育児書にも必ず出てきます。
子供の読書習慣は将来の子供の生き方に大きく影響しそうです。
また、世界に目を向けること、できれば子供の行動範囲を自然に世界に広げるようにすることで、大きく視野が広がります。
子連れ海外旅行の機会を増やしていきたいです。
第3章 やり抜く力「グリット」を育む 真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない
学力やIQより、長期的に達成する力こそが人生の成功を左右します。
「あきらめずに最後までやる」という精神力は仕事能力の一流と二流を決める分水嶺であるように思えます。
転んでも、失敗しても、諦めない人が、結局成功するのです。
第4章 一流の「コミニケーション能力」を磨く 人から信頼されるために必要なコミニケーション能力の本質
コミニケーション能力というと、話す力、書く力、聴く力、怒る力などさまざまなな構成要素があるが、中でも1番重要で高級なコミニケーション能力は、「聴いて、相手を理解する力」である。
ここで、大人の叱る態度について述べられています。
私も叱るときは常に気をつけていますが、絶対に感情的になってはいけません。
叱る必要があっても怒る必要はないのです。
ついいろいろな理由で、子どもに感情を爆発させてしまいがちになるのが育児中の親ですが、そこはぐっと堪えて、深呼吸をしながら、「私は動物の調教師ではない、大切なわが子の教育者だ」と自らに言い聞かせましょう。
社交の場への参加、書く習慣を身につける、そして、小さい頃から何でも話せる相手になることがコミニュケーション能力を磨きます。
また、感謝することの大切さを教え、心を通わせる習慣を身につけさせるのです。
第5章 これで自分から「勉強」するようになる 放任や強制より、「動機づけ」が大切
子供は「自由」にしても、「強制」しても勉強しない
モチベーションと習慣・環境が大切
幼少期の学習習慣、中学以降は友達の影響を大きく受けるとあります。
我が家でも、中学受験の目的は、学習習慣を身につけさせることと、中学以降の親から自立していく年頃に良い環境で学業に集中できるようにとしています。
そして、勉強のメリットを繰り返し伝えています。
なぜ、勉強するのか、勉強するとどうなるのか伝えて子供のモチベーションを高めます。
そして、親も充分に勉強を楽しんでいるまたは習慣化している姿を見せることも重要です。
第6章 「勉強以外の勉強」をさせる テスト勉強より、「しつけ」こそが一生の財産に
単に頭と学歴がいいだけの偏差値エリートと一流のプロフェッショナルを比べたとき、その差の多くがしつけに起因する「自制心」にあることが多い。
ここでは、親の普段の振る舞いも非常に重要です。
子供は親の真似をします。
親の会話や態度は気をつけなくてはいけません。
そして、まっとうな金銭感覚をつけさせることは、その子の人生を大きく左右することになります。
学校ではあまり教えてくれないことです。
しっかりと、子供に教育する必要があります。
本書では、子供に1年分のまとまったお小遣いを与え、そのお小遣い帳をつけさせている親御さんがいると紹介されています。
私の知人には、子供に一定額を渡し、証券会社の講座を開設し投資の経験をさせている方もいます。
素晴らしいなと思います。
第7章 「無償の愛情」を感じさせる 最も大切な親の仕事
「自分は愛され、信頼され、受け入れられる」と言う根源的な自信を幼少期から育んであげよう。
最終的には、充分な愛情をもって育てることが1番なのです。
そして、褒める時もただやみくもに褒めるのではなく、具体的に努力した内容を取り上げて褒めるのです。
よくよく観察し、子供を受け入れること。
信頼と愛情を感じさせることが、子供の自信につながります。
1つでも子育てのヒントになることがありましたでしょうか?
子育ての完璧な正解はありませんが、迷子になってしまった時には、この本にまた戻ってこようと思います。
最後までお付き合いありがとうございます。