本『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』海外旅行の本当の楽しみ方
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
ちきりんさんの考え方が大好きで3冊目を読みました!
今回は私の大好きな海外旅行について、ちきりんさんが旅行先で見たこと、体験したことから、自ら考えたことが書いてあります。
ただ世界の美しい景色を見て、美味しい料理を食べて、お買い物を楽しんで、あーいい思い出だったね、 では旅行は勿体ない!!
前もって、訪問する国について調べておくこと、そして現地の人と話をして、自分の視点でその国を見て考えることが、旅行にいくことの真の価値であるとこの本を読んで実感しました。
目次
本書では、様々な視点から各国での体験が書かれています。
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さいごに 旅をより楽しむために
どれも、「なるほど〜」と唸るちきりんさんの視点で世界各国の様子が書かれていますが、私が1番こんな見方は今までしてこなかったなぁと思った「世界のお金」についてのエピソードを紹介します。
エピソード1 現地通貨への両替が”国への寄付”
1980年代に、当時「ビルマ」と呼ばれていたアジアの最貧国、ミャンマーに訪ねた時のことで、「一定の米ドル相当額を、ビルマ通貨に両替するよう」求められ、その時渡された書類には、「両替したビルマ通貨は外貨には再両替できない」と英語で書いてあったそうです。
この一定のビルマ通貨ですが、当時のビルマではとてもそんな額を使える国ではなかったのです。
買うものがないということです。
「お金とは、価値あるものが存在しない環境ではなんら意味を持たない」とあります。
日本では、お金は価値のあるものであるという前提を疑う余地もありませんし、「お金で買えないものがあるか?」、「愛はお金で手に入るか?」などという議論が行われます。
しかし、「お金で買える価値あるものが何もない!」環境では、その質問自体が非常に滑稽に感じられるのです。
私たちのお金の感覚が根っこから全く違うのだと驚いた事例でした。
エピソード3 現金を触らせてもらえない店員
南米でのお話。
店舗で何か買おうとすると、店員は現金を触らせてもらえないため、商品を選んだ後で、別の場所でお金を払い、また戻ってきて商品を渡してもらうというエピソードが書かれています。
現金を扱うことの重要さが、日本とは全然違うのです。
つまりこういった店では、経営者が店員のことを信用しておらず、客だけでなく店員も隙あらば商品や現金をくすねる可能性があるという前提のもとに、店のシステムが構築されているのです。
日本であれば、バイトやパートのスタッフにもレジの操作を教えるし、バイト初日でも客からの現金を受け取ります。
私たちにとってはごく当たり前のそういう慣習も、「従業員が信頼できる社会」でないと成り立たないのだということを、このエピソードの紹介で初めて理解しました。
エピソード7 伊東博文がお札から消えたワケ
海外に旅行に行った時に、その国の紙幣のデザインに注目することはあまりありませんでした。
しかし、この紙幣のデザインにも注目すると「国としての姿勢や考え方」が強く表れているとあります。
海外に行くときはその国の紙幣に何が載っているのか気にしていきたいです。
人物以外が載っていると「人物が載せられない理由があるの?」と考え、人物が載っている場合には「この人は誰?他国を侵略したことはないの?」などあれこれ考えることができれば、旅行はより一層深い学びの場になります。
他にもたくさんのエピソードが載っていて、海外旅行の楽しみ方、また他国の見方や日本がいかに安全で衛生的でマナーがある国なのか実感できます。
人生100年時代!
これからも様々な国に足を運び、学ぶ機会を得て行きたいです♪
最後までお付き合いありがとうございます。