本『あまからカルテット』共感しながら最後は心が前向きになる本
直感で本選び
こんにちは。「kokoroとkaradaを幸せに」かなです。
今回紹介する本は、なんとな〜く見ていた雑誌に載っていて、その時、なんとな〜く読みたいなと思い、読みたい本リストに入れておいた本。
そして、何か小説が読みたいなと思い、読みたい本リストをなんとな〜く眺めていて、ビビッときた本が柚木麻子さんの『あまからカルテット』でした。
この「なんとな〜く」って重要で、理屈ではない、何だかよくわからない、ぽかんと空いた心の穴を埋めてくれるものだったりします。
本選びも、直感を大切に。
幸せのヒントをもらえたりするものです。
『あまからカルテット』
内容紹介
薫子は編集者、満里子は美容部員、咲子はピアノ教師、由香子は専業主婦。
女子校時代からの仲良し4人組が30歳を目前にして、恋に迷い仕事に悩みながらも友情の絆で乗り越えていく連作集。
咲子が花火大会で一目惚れした時、由香子がネット・バッシングでへこんだ時、満里子に恋敵が現れた時、薫子が仕事をなげそうになった時、いつも美味しい食べ物が解決の鍵になる――
印象に残った 言葉
「苦手なことは誰かに助けてもらう。友達が困っている時は助けてあげる。人ってそうやって関係を作っていくものじゃないでしょうか。」
誰でも得意不得意はあるもの。
自分1人では、限界があっても、様々な人が集まると、世界が広がったりする。
でも、いつも全部誰かに頼るわけではない。
4人だと最強だけど、1人でもちゃんとできる。
ここもこの本のポイント。
1人1人がちゃんと自分と向き合って、ちゃんと考えて、ちゃんと行動できるからこそ、4人の力が集まった時に、最高の友情となる。
こういう友情はキラキラ輝く宝石のようにステキ。
そして、夫婦の関係も「2人だと最強に楽しい♪でも、1人でも充分楽しい♪」がモットーの私。
頼りすぎず、依存しすぎず、干渉しすぎず。
でも、困った時は全力投球みたいな関係が大好き。
4人の女性の様々な意味で全力投球な姿を見ていると、きっと出来る、きっと上手くいくって前向きになれる1冊でした。
柚木麻子さんの作品をもっと読んでみたい!
ある書評に
現代女性が体験する悩みや心の揺れを的確にとらえた小説を発表し続ける柚木麻子さん。
と書かれていました。
そういう本を読みたくなる時あるんですよね。
ずっと読もうと思ってまだ手に取っていない『ナイルパーチの女子会』。
近いうちに読んで、感想をまたブログで紹介します。
最後までお付き合いありがとうございます。